ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 2017.06.17 「蘇鉄会」(松山北高関東同窓会俳句同好会」第2回開催
(2017/06/18) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
平成29年6月17日(土)12:00より、「蘇鉄会」(松山北高関東 俳句同好会)第2回目を開催しました。
参加者8人、「夏」をテーマの投稿24句。
多くの参加者から、「いずれも前回よりバージョンアップしている」との感想が洩れる中、互選により、全ての句についてそれぞれ選者の感想が述べられました。
課題投稿句の筆耕整理 ⇒ 互選 ⇒ 選評
第1席 2句
苧環(おだまき)の 花の香をかぐ 仔猫かな
桐の花 降りそそぐごと 圓光寺
※この「圓光寺」は松山市湊町4丁目にある郡徳行先生ゆかりの真宗大谷派のお寺。庭には見上げるほどの大きな桐の木があり、夏には桐の花が満開となる。また庭には、縁台、ベンチ、滑り台なども設置され、湊町銀天街を歩く人たちの憩いの場所となっている。
第2席 5句
紫陽花や亡き友偲び成就院
花菖蒲江戸伊勢肥後と咲き競い
疾風に飛ぶ手裏剣や山法師
風とまり見上げる空に朴の花
虹かかりどこから来たかと に聞かれ
第3席 6句
点滴や梅雨の滴か窓の外
夕立ちや松も緑の大山寺
綻びて水面に映ゆる白牡丹
神苑の水も豊かや花菖蒲
光差す下る小径や青時雨
蝉しぐれうなじ打たれて原爆忌
佳作
和気の浜毎日泳いだ 夏休み
更衣登校の列膨るごと
円明寺静けさの中蝉の声
ベランダに弾ける宇宙線香花火
サンセット向こうは日本立ち尽くす
夕立ちや過ぎゆく時を待つひさし
ねむの花咲きて泳ぎのゆるしこう
お土居跡太閤訪ね青紅葉
うなじ見せ髪洗う子の乙女さぶ
湯上りの風に運ばれ鶯の声
暁の 空にくきりと茄子の花
選者の感想と作者の想いがピタリと合わさる句もあれば、作句の背景や想いが語られてその句の深さを知る作品もあり、また、日常語としては使われないが俳句のような定型詩で用いられる語句を使った作品など、今回は参加者が相互に学ぶもの多く、楽しく3時間余りが過ぎました。
午後3時半、宮下さんの案内で築地散策…。
今回は聖路加国際病院を訪問しました。
教会 ⇒ 6階庭園 ⇒ 1階画廊
宮下さんご自身が入院されたこともあるとのことで、ディープなところをスマートに案内していただきました。
次回の蘇鉄会案内
平成29年8月19日(土) 12:00 「フェリック」に集合。
参加者は当日12;00、フェリックにて、各自3句(テーマ=秋の季語)を提出。
午後1時頃から、暑気払いを兼ねて、近くの料亭「ふじ木」にて懐石ランチを頂きながら選句する予定です。
参加費は、昼食代実費(食べログ情報では3,000円程度とか…)
参加予約のお申込みは、8月10日(木)迄に宮下さんにご連絡下さいますようお願いします。
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