ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 蘇鉄の会 第5回(H30.2.17)開催報告 & 第6回(H30.4.23)案内
(2018/02/25) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
2018年2月17日(土)12:00より、第5回「蘇鉄の会」を築地にて開催いたしました。
今回の投稿参加は10名全30句、1名は風邪で、1名は仕事で欠席となり、句会参加者は8名でした。
今回は事前にメールで投稿を受け付け、当日は美味しい鴨コース料理をいただきながらスムーズに選評に入りました。
選評の結果、今回は第1席1首、第2席3首、第3席4首、第4席6首、佳作16首となりました。
第1席
朝日浴び首を傾け雪だるま (南行)
第2席
大雪に慌てて覆う新芽鉢
春菊の香り広がる夕げかな
メジロ寄る日向の梅下に猫集う
第3席
神さぶや春の雪舞う参道へ
春浅し空に奥行きある故郷
鳥啼きて冬晴れの蒼天友逝けり
凛として香りを放つ雪中花
第4席
マドンナも冬のブランド明治遥か
唄初めまさかの雪に声も出ず
初参り並ぶみくじの白き花
今年また出せぬ人増え年賀状
お年玉弾ける笑顔孫の列
バリバリと足も踊るや霜柱
佳作
正月や義母の生けし松飾
鷽替えの凍える朝に梅二輪
道祖神何思うなく手を合わす
鮟鱇の肝を求めて鍋囲む
火の用心町内見回る男衆
数の子を噛みて昭和の味しのぶ
ザクザクと日々成長す霜柱
風花に浮かれ浮かれて祇園町
残雪の汚るや町の騒音に
3月(みつき)の命ベランダいろどる寒椿
寒風に返す踵は居酒屋へ
寒高くスーパームーン冴えわたる
雪でしたあの日の朝は銀世界
初飛行はやる心も空回り
つぼみ発見去年(こぞ)の鉢にも福寿草
山茶花の紅ぽっと開き雪の舞う
………………………………………………………
2月の句会とあって、冬の句と春の句がおよそ半々…。
選評では、季語が二つある句、季語がない句、思いがけなく春の季語のような語(メジロ)が実は夏の季語だという指摘もあり、今回も互選の中で学ぶこと多く、句会の楽しさを味わうことができました。
12時から3時まで「鴨正」で美味しい鴨のランチコースをいただきながら時の経つのも忘れる愉しい第5回目の「蘇鉄の会」となりました。
最後にお店の方にお願いして記念写真を撮っていただきました。
外に出ると風は冷たいながら、陽光は明るく早春の気配を感じる中、築地本願寺へ散策に…。
次回は、下記のような予定となりました。
第6回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2018年4月23日(月)12:30~16:00
場所: 小石川後楽園「涵徳亭」(東京都文京区後楽一丁目六の六)
御題:当季雑詠(春の季語)
参加費:3千円
入園料は別途、65歳以上150円(一般300円)
交通:
・都営地下鉄大江戸線 ⇒「飯田橋」(E06)C3出口下車 徒歩3分
・JR総武線 ⇒「飯田橋」東口下車 徒歩8分
・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線
⇒「飯田橋」(T06・Y13・N10)A1出口下車 徒歩8分
・東京メトロ丸の内線・南北線 ⇒「後楽園」(M22・N11)中央口下車 徒歩8分
参加申込:2018年4月15日(日)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2018年4月15日(日)
投稿方法:春の季語にて、自作3句をメールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付でも、メールべた打ちでもOKです。
※第6回「蘇鉄の会」は、選者に城下洋二氏をお招きします。
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