ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 第9回「蘇鉄の会」2019.02.09 報告及び次回第10回開催の案内
(2019/02/11) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第9回「蘇鉄の会」 報告
平成31年の「蘇鉄の会」の初句会(通算9回)は、雪がちらつく2月9日(土)12:00より築地の「鴨正」にて開催しました。
兼題「梅」の他、投句は各3句、併せて全36句を互選により梅の句1句、季節の句を3句ずつ選び、票の多かった句から相互選評を行いました。
互選による得票順……( )内は、選数。
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兼題「梅」の句
夜の梅去るたましひの残り香か
城下洋二
清流に老梅一つ香り聞く 南行 (3) 城下講師選
梅が香やおもいのままに我が径を 徹 城下講師選
過ぎ去りし思い出起こす梅まつり まさ (2)
梅の花かほる朝に院を出る 徹一 (2)
庭隅の忘れ咲きたり梅小花 修二 (2)
梅の香や青春の頃淡き恋
寒梅の蕾に秘めし命かな
車窓に紅白満開梅の花
梅が枝にしばしとどまり旅立ちぬ
【季節の句】(冬または春)
煤逃げの咎は身に降る独り者
都鳥風にあふられつつ寄り来
夕空に枯木の影と三日月と
さてもかな去年の誓いを眺めけり 徹 (3)
豆まきの声の響きに時うごく まさ (3)
親子猫春陽溜まりに丸くなる 真砂 (3)
陽だまりの青がまぶしいいぬふぐり まさ (3)
風花や幸福地蔵に手を合わせ 南行 (2)
見上げれば凍て星ひとつ月は西 博石 (2)
みかん生る満天の星仰ぐごと 龍彦 (2)
初春に思いを馳せる来たる古希 徹一 (2)
朝ぼらけ比叡の山は雪桜 南行 (1)
立春にようやく上衣富士の山 徹一 (1)
冬空に聳え立つなり石鎚山 良 (1)
あんこ餅一つだけよと手を合わす 修二 (1)
温暖化季節忘れし帰り花 博石 (1)
十二歳どう生きるかを選ぶ春 真砂 (1)
睨みおる牛いで来たる冬木立 龍彦 (1)城下講師選
冬日向ゆく平成を惜しみつつ 博石 城下講師選
新築や檜の香りお正月 良 城下講師選
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(その他、会員投句)
鏡餅焼きて今年の願かける
鷽替えの朝に点滴進む老い
初暦西暦和暦新元号
時を染め散りゆく枯れ葉空蒼く
強風に耐えて煌めく寒椿
インフルにうなされ夢も楽しみて
故郷の丸餅思う年の暮れ
ケーキ節(せち)平成掉尾を飾るかな
水俣の甘夏かおる一周忌 故石牟礼道子氏を偲んで
次回、第10回「蘇鉄の会」案内
日時:2019年5月11日(土)13:00~
場所:向島百花園 (〒131-0032 東京都墨田区東向島3丁目18-3)
兼題:「風薫る」1句
春又は夏の季語にて3句 計 4句
投稿締め切り:2019年5月5日(日)午後6時
送付先;メールアドレス:sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
会費:五千円(昼食代含む)
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