ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 2020.02.08 俳句同好会「蘇鉄の会」第13回報告及び第14回予告
(2020/02/10) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第13回「蘇鉄の会」報告 及び次回開催案内
2020年2月8日(土)12:00より、築地にて第13回「蘇鉄の会」を行いました。
今回は、兼題「草餅」1句、当季雑詠3句の投句、講師を含む投稿者11名、全44句の参加となりました。
城下洋二 講師句
選句の結果は次の通り。
講師選句の結果
特選句
兼題「草餅」……なし
当季雑詠
初春や打ちましょうかと女流棋士 修二
冬うらら甍連なる大嘗宮 博石
春夕焼けポンポン船は潮に乗り 徹
初詣合格祈願の絵馬納む 孝枝
並選句
兼題「草餅」
幼子の大口あけて蓬餅 真砂
当季(冬又は春)雑詠
神宮の大き静寂や淑気満つ 孝枝
ふかふかの雀も遊ぶ冬日向 南行
堀端を廻るトラムや春立ちぬ 真砂
囀りの天に到るか高尾山 真砂
互選の結果
長閑なり草餅食って茶をいっぷく 良 (3)
草餅や香り懐かし母の味 まさ (2)
幼子の大口あけて蓬餅 真砂 (2)
蓬餅夢追い駆けた野原かな 南行 (1)
祖母の味苦き懐かし蓬餅 博石 (1)
草餅や一つを残し遺影の母 徹
神苑や草餅作る蓬摘む 孝枝
草餅の香を懐かしむ昼下がり 徹一
よもぎ餅母命日ぞ仏壇へ 龍彦
草餅を取り上げ眺め戻し置き 修二
ふかふかの雀も遊ぶ冬日向 南行 (4)
春夕焼ポンポン船は潮に乗り 徹 (3)
冬うらら甍連なる大嘗宮 博石 (2)
野に遊び春の香りを身に纏う まさ (2)
囀りの天に到るか高尾山 真砂 (2)
桃節句りんまんしょゆ餅母の顔 龍彦 (1)
園児らの寒気に負けぬ笑い声 徹一 (1)
故郷の勝岡神社初詣 良 (1)
ツバメの巣軒先仰ぎ戻り待つ 修二 (1)
満天星の花を飾りの石灯籠 真砂 (1)
白き息車椅子押す老いた夫 博石 (1)
初春や打ちましょうかと女流棋士 修二 (1)
春筍に鍋いっぱいの笑顔かな 龍彦 (1)
初参り並ぶ寒さに月ひとつ 南行 (1)
汽笛音暫し戯れ土筆摘む 徹 (1)
身をちじめやがて来る春待つ蕾 修二 (1)
神宮の大き静寂や淑気満つ 孝枝 (1)
初富士やたたなつく雲したがえて 孝枝
せいこ蟹外子内子と舌鼓 南行
どんど焼き火の粉と道連れ願いづこ まさ
二の酉や手締め手拍子華やぎて 博石
節分や豆の数だけ歳を取り まさ
衣更着の装い決めた朝の富士 徹一
三浦では七草粥を振舞われ 徹一
冬空に飛行機雲や一直線 良
初孫の祝い膳なり道後の湯 南行
城下講師講評
※「りんまん」「醤油餅」とは、愛媛県松山市や北条市近辺で桃の節句頃に、上新粉を材料に各家庭で作られた蒸し餅。
現在は、松山市西一万町にある「いち万堂」にて手作り品が販売されているとのことです。(画像は、「いち万堂」ホームページから)
りんまん
しょうゆ餅
豊洲・築地に精通されている宮下さんのご案内で、築地場外市場界隈を見学しました。
波除神社
築地場外市場
更地になった築地市場跡
昭和時代の面影の残る築地の一画
築地6丁目の公園
第14回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年6月6日(土)10:00~13:00
御題:兼題「五月雨」1句及び当季雑詠3句 計4句
場所: 築地場外市場アトリウム
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年5月30日(土)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年5月31日(日)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
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