ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 2020/06/06 第14回「蘇鉄の会」報告及び次回開催予告
(2020/06/13) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第14回 蘇鉄の会 報告
2020年6月6日(土)第14回「蘇鉄の会」をWeb上にて開催いたしました。。
今回は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、東京都は「緊急事態宣言」発令下にあり、予定の築地場外市場での開催を急遽変更し、Web上での開催となりました。
初めてのオンライン開催及び選考でしたが、外出自粛期間中は時間がたっぷりあり、投稿された一句一句を繰り返しゆっくり味わい楽しむことができました。
今回は、講師を含む投稿者9名、全36句の参加となりました。
講師選
兼題「五月雨」
特選句
五月雨や耳聡くなる眼を病めば 孝枝
並選句
五月雨や祇園芸妓は人力車 徹
五月雨や家族集まるオンライン 真砂
当季雑詠
若葉風面変わりして少年は 孝枝
恩師逝くお好きなアザミ咲いた夜 真砂
栴檀の花ほころびてふと論語 博石
初燕空を十字に刻みけり 博石
コロナ禍にミズスマシのごと宅配車 龍彦
花柄の手作りマスク五月晴れ 真砂
互選結果( )内数字は得票数
五月雨にユスラ眺めし幼き日 龍彦 (2)
五月雨や時代小説漁る日々 博石 (2)
五月雨や家族集まるオンライン 真砂 (2)
五月雨や耳聡くなる眼を病めば 孝枝 (1)
五月雨にマスクのお方と舫い傘 南行 (1)
五月雨や手塩にかけし薔薇香る 良一
五月雨や踵を濡らす帰り道 匡
初燕空を十字に刻みけり 博石 (5)
若葉風面変わりして少年は 孝枝 (3)
蚕豆は偶にはうすく塩加減 徹 (2)
泰山木空に向かいて大輪花 まさ (2)
栴檀の花ほころびてふと論語 博石 (2)
残雪の路地奥たたずむ古地蔵 龍彦 (1)
春寒く在校生の声に泣く 南行 (1)
月見草昔遊んだ線路みち まさ (1)
春の空天守見下ろす鳶かな 南行 (1)
恩師逝くお好きなアザミ咲いた夜 真砂 (1)
篝火の川面に映えて鵜は踊る 徹 (1)
花菖蒲貴婦人のごと凛と咲き 孝枝 (1)
コロナ禍にミズスマシのごと宅配車 龍彦 (1)
雨うけてはなやぎゆれる十薬花 真砂 (1)
花柄の手作りマスク五月晴れ 真砂 (1)
春の雨花枝散らして描く絵文字 博石
薫風にコスモスゆらり長閑なり 良一
薫風や消えゆく雑踏影もなく 徹
人静か銀座通りは春の雪 南行
暗闇にひそかに香る檸檬かな 良一
夜の新樹吾を待つごとく門の傍 孝枝
夏帯や去年を想いし眺めおり まさ
公園に子らに負けじとホーホケキョ 龍彦
五月晴れ晴ればれ泳ぐ鯉のぼり 良一
城下講師講評
以上
栴檀の花
時代小説
山桜桃(ユスラ)の実
第15回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年9月12日(土)10:00~13:00
御題:兼題「月」(※)1句及び当季雑詠3句 計4句
(※)次回の兼題は「月一切」です。月はもちろん、盆の月、名月等々、歳時記に多く月の季語が載っていますが、どれでも構いません。(城下講師)
場所: 向島百花園(予定)
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年8月30日(日)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年9月5日(土)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
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