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(2024/11/11) 担当:山本 史
皆様、松山北高校サッカー部が8年ぶりに、全国大会出場を決めました!
今年の高校サッカー、松山北高校をみんなで応援いたしましょう!!
前半、松山北は立ち上がりに押し込み、決定機を迎えましたが、新田のGK
にセーブされてしまいました。
後半、新田の徐々に反撃、しかし決定力をかきました。
後半32分、松山北はGKとの1対1を制して、先制ゴール。
後半39分、新田の反撃で同点
延長戦でも決着がつかず、PK戦に。
PKは、2-4で松山北高校が全国大会出場を決めました!!!
「以下引用先:ゲキサカ:第103回全国高校サッカー選手権特集」
[11.10 選手権愛媛県予選決勝 新田1-1(PK1-4)松山北 ニンスタ]
第103回全国高校サッカー選手権大会の愛媛県予選決勝が10日に行われ、松山北高が新田高を1-1から突入したPK戦の末に下して、8年ぶり6回目の全国大会出場を決めた。
組み合わせ抽選会は今月18日。本大会は12月28日に開幕。決勝は25年1月13日に国立競技場で行われる。
引用先:ゲキサカ:第103回全国高校サッカー選手権特集」
Text by 小玉幸洋
https://web.gekisaka.jp/news/highschool/detail/?418704-418704-fl
(2024/11/11) 担当:山本 史
すっかり秋めいてまいりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか?去る2024年10月19日(土) 「銀座ライオン」銀座七丁目店にて北予中・城北高女・松山北高関東支部同窓会[北斗会]が開催されました。その時の様子をご紹介させていただきます。
当日は60余名の同窓の皆さまが参加し、松山から本校同窓会会長遠藤美武さん(25回)、井上浩校長、渡邉容史教諭(50回)が駆けつけられ本校の様子を語っていただきました。同窓会名古屋支部長の細川潔さん(25回)も来てくださいました。またお互いの同窓会を訪問し合っている市内の東、南、西各高校関東支部代表も来賓としてご出席くださいました。この1年間に逝去された同窓の皆様へ黙とうし、1年間の北斗会活動報告。そして同窓会の開幕です。
ここからは賑やかに手下倭里亜(てがいりあ)さん率いるフラメンコカンパニー4人による本場スペインの舞踊が登場、バイオーラ(踊り)の手下さんは28回、カンテ(唄)の金高壮子さんは36回の卒業で、北高同窓のプロ二人が友情出演してくれました。
事務局で景品を工面した抽選会も喜ばれました。「ほじゃけど松山の来客にタルトや梅錦が当たったらどうしょうか」と気を揉んだりと事務局もワイワイと盛り上げたものです。
今年の参加者の最年少は早大3年競走部主将、池田海さん(72回)、大先輩の旧制北予中学の大道寺基さん(92歳)は病院から車椅子で来られ、我々後輩が応援して旧制の校歌を歌っていただいたのは伝統校ならではのシーンでした。
校友歌、校歌、応援歌を皆で歌うフィナーレはそれぞれがいつも胸にジンと迫るところ、母校の発展と来年元気な再会を期して散会しました。
東京を中心に関東地区に住む卒業生の集いの場として松山北高同窓会関東支部「北斗会」は活動しています。今年から新会長に女性、浜田純子さん(28回)が就任し同窓をサポートするプラットフォームとしてこれまでの質実剛健的雰囲気から、より参加しやすい柔らかな会運営を目指します(宮下永二・前会長は名誉会長として引き続きご支援中)。
年間の活動は、2017年から関東北斗会では俳句同好会「蘇鉄の会」が誕生し、春夏秋冬で句会を開催しております。また、「剣道OB会」も定期開催されており、「ゴルフ愛好会」「歩き遍路の会」もまもなく同好会に仲間入り予定です。今年は、LINEやFacebookを利用して、同期や同じサークルの仲間とつながっていこうとお声がけをしております。どうぞ気軽にご連絡ください。
来年の関東支部総会は、2025年10月18日、銀座ライオンにて開催予定です。
ぜひ、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
連絡先:家安勝利・事務局長(25回) kieyasu2011@gmail.com
090-3241-3738
(2024/10/26) 担当:笠 美喜夫 (18期)
2024年10月19日に総会及び北斗18星同期会を開催しました。
「銀座ライオン」会場にて同期の方々
会場の前にて
同期会はこの後カラオケにいき楽しく歓談しました。
(2024/10/12) 担当:長尾 小百合(事務局・会計担当 30期)
俳句同好会 第31回「蘇鉄の会」報告
令和6年10月11日(金)
秋晴れの天気の中、
清澄白河庭園の涼亭にて秋の句会を開催。
3方がガラス張りの窓に囲まれた室内からは
紅葉にはまだ少し早い青々とした木々を眺めることができました。
涼亭は池の中にせり出した形で建っていて
池の水が日の光に反射して室内の天井に映ります。
ゆらゆらと揺れているやわらかな光を感じながらの
風情ある句会となりました。
今回の投句参加者10名(含む講師)、投稿句は全40句でした。
兼題:「月」一句
季題:「秋」三句
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【城下洋二先生投句】
昼酒の酔ひ残りたる盆の月
風切つて蜩の空帰りけり
天高し浅間山へ雲の急げども
菜園のきちきちばつた手に包む
城下洋二
令和6年10月
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【選句と選評】 講師 城下洋二
<特選>
老夫婦酒を嗜む月夜かな(良)
情景が目に浮かびます。
「飲む」ではなく「嗜む」としたところが
品格のある老夫婦像を想像させます。
島の海流れ込むなり天の川(小百合)
景が大きくて素晴らしいのですが、
この表現だと海が天の川に流れ込むようにと
られかねないので。上下入れ替えてはいかがでしょう。
(参考)天の川流れ込みたる島の海
線香の匂ひかすかに秋の風(南行)
お彼岸のお墓参りでしょうか。
残暑のなか線香の香りの混じった風に
ふと秋を感じたという繊細な句です。
電線は五線譜歌うは秋雨(真智子)
面白い発想です。
ただ、原句はかなり破調になっており、
語調を整えてみました。
(参考)電線は五線譜歌ふ秋の雨
<並選>
彼岸花馬頭観音寄り添ひて(博石)
情景は見えるのですが、
野の仏と彼岸花の取り合わせは多いので、
一工夫必要です。
赤とんぼ群れる草地の重機かな(真智子)
開発の波が押し寄せている現代の風景です。
夕日射る真夏の瀬戸や墓参り(徹)
夕凪の瀬戸内海、いかにも暑そうですね。
鈴成りやムラサキシキブ石山寺(真砂)
下五を字余りにすると、
句のリズムが整いにくいので、
下五と上五を入れ替えたほうがいいです。
ただ石山寺と紫式部は付き過ぎの感があります。
(参考)石山寺ムラサキシキブ鈴生りに
放たれぬ赤耳亀よ月とおれ(勝利)
多分作者の意図と異なると思うのですが、
亀は人に、月は地球にそして自分も・・
囚われの身だと解釈すると面白い句になります。
(参考)囚われの赤耳亀と月と俺
老骨や月を肴に酒を飲む(まさ)
卑下して言っているのでしょうが、
「老骨」はこの場合適切ではないので
次のようにしてはいかがでしょうか。
(参考)老いてなほ月を肴に酒を酌む
橋渡るブラウス白し月明り(小百合)
月光の明るさをブラウスの白さで
表現したところが素晴らしい。
ただブラウスが白いのは月明りのせいだと
種明かしをしているので余情が乏しくなっています。
季語を変えてみてはいかがでしょうか。
(参考)橋渡るブラウス白き今日の月
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第31回「蘇鉄の会」互選結果 ( )内数字は得票数・講師選含む
兼題「月」
真鍮の飛蝗も鳴くか小望月 (0)真智子
老夫婦酒を嗜む月夜かな (1)良
ビル街に傘をかぶった後の月 (0)博石
橋渡るブラウス白し月明り (3)小百合
日の本や災禍宿りし月今宵 (2)徹
老骨や月を肴に酒を飲む (2)まさ
月は天雲を破って龍昇る (1)南行
山の端に月満ち出づや団子蒸す (3)真砂
放たれぬ赤耳亀よ月とおれ (1)勝利
当季句「秋」
低き雲にわかに燃える夕焼けかな(0)真智子
秋深し遠き故郷同窓会 (0)良
彼岸花馬頭観音寄添ひて (3)博石
島の海流れ込むなり天の川 (1)小百合
枝葉揺る沢の音清し菖蒲園 (0)徹
天高く一筋の群雁わたる (0)まさ
線香の匂いかすかに秋の風 (4)南行
秋日和街角カフェの椅子に猫 (3)真砂
神無月最後の朝顔弦伸ばす (0)勝利
赤とんぼ群れる草地の重機かな (6)真智子
何気なく銀杏ひろい秋を知る (0)良
秋祭り男の汗や鉢合わせ (1)博石
白粉の花をちぎりてラッパ吹く (3)小百合
短夜や寝不足嵩むパリ五輪 (1)徹
田舎道畔に整列曼珠沙華 (2)まさ
那智の滝思い起こせど秋暑し (0)南行
新駅舎だんだん通りに青蜜柑 (0)真砂
遅咲きの豆朝顔も色移す (0)勝利
電線は五線譜歌うは秋雨 (1)真智子
秋祭り神輿宮だし朝六時 (1)良
天辺から浮世見下ろす百舌鳥の黙(1)博石
夜食する後ろめたさや握り飯 (2)小百合
夕日射る真夏の瀬戸や墓参り (2)徹
稲雀電線止まりて機会待つ (1)まさ
大潮に引き摺り込まれ秋彼岸 (0)南行
鈴成りやムラサキシキブ石山寺 (2)真砂
雨台風気もそぞろなり古河童 (0)勝利
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第31回「蘇鉄の会」ご案内
開催日時:2025年1月11日(土)12:00~
選評講師:城下洋二先生
御題:兼題「門松」1句
当季(冬)雑詠3句 計4句
投句締切:2024年12月26日(金)
投句方法:兼題1句と当季雑詠3句の計4句
※あらかじめメールにて上記締切までに俳句の投稿をお願いします。
下記メールアドレス迄お送り下さい。
nagao@work21.co.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
開催場所:築地 ボン・マルシェ
東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル 2F
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(2024/10/04) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
同窓の皆さま
気候の変化が厳しい毎日でございますが、お変わりございませんでしょうか。
さて、今年も北予中・城北高女・松山北高 関東支部同窓会「北斗会」を開催いたします。
年に一度、懐かしい顔ぶれ、新しい顔に出会う機会として多くの同窓の皆さまにお越し
いただいています。今年もどうぞ万障お繰り合わせてご参加いただければと存じます。
概要は下記の通りです。
日時:10月19日(土)12:00~14:30(受付11:30から)
会場:「銀座ライオン」銀座7丁目店6Fクラシックホール
参加費:8,000円(男性)6,000円 (女性) 年会費2,000円(男女とも)
20歳代まで無料、30歳代は3,000円
※年会費は学生免除、ご夫婦、親子の方はひと家族で2,000円です。
(東京メトロ銀座駅A3出口より徒歩3分 中央区銀座7-9-20 TEL 03-3571-2590)
内容:
年次総会20分程度に引き続き、楽しい懇親会へ、同窓生で活躍中のフラメンコダンサー:手下イリアさん(28回卒)
と唄:金高荘子さん(37回卒)、ギター等による情熱的なフラメンコの演舞もあり、抽選会、最後に北予中・城北高女の
校歌に続き、北高校友歌「味酒ヶ原」校歌「澄みたる瞳」応援歌「易水去って」を会場の皆で一緒に歌って
盛り上がります。本校から校長先生、担当教諭、本部同窓会会長らも来られ現在の北高の様子も聞くことができます。
それでは皆さまのご参加をお待ち申し上げます。
末尾になりましたが、ご参加いただけない方からも毎年約150名の同窓の方々から
年会費をいただいておりましてこの場を借りてお礼申し上げます。
年会費は添付の「ほくとかいだより」の制作とDM郵送費に充当させていただいております。
(会報紙ご郵送ご希望の方は家安まで)
北斗会・事務局 家安勝利(25回卒)
090-3241-3738 kieyasu2011@gmail.com
10月19日同窓会へのお申込みは以下のフォーム、または直接私・家安までお願いします。
(2024/07/08) 担当:長尾 小百合(事務局・会計担当 30期)
俳句同好会 第31回「蘇鉄の会」報告
令和6年7月6日(土)12:30~
小石川後楽園にて夏の句会を開催しました。
7月に入ったばかりだというのに
東京都心の最高気温は34度超え。
それでも会場の涵徳亭の日本間から眺める
青々とした緑が揺れる風景が涼し気で
心を穏やかに句会を進めることができました。
今回の投句参加者名(含む講師)、投稿句は全32句でした。
兼題:「鬼灯市」または「四満六千日」1句
季題:3句
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【城下洋二先生投句】
鬼灯市売り声高く水を遣り
よく晴れて川濁りたる小暑かな
父の日の坊ちやん団子卓の上
梅雨雲の白き日輪青菜畑
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【選句と選評】 講師 城下洋二
<特選>
験直し鬼灯市に出かけんか(博石)
七月十日は浅草観音の四萬六千日にあたる。
鬼灯市に行って観音様にお参りして、そのご利益にあやかろう、
最近の不運な出来事を打ち払おうといううのである。
直截な表現がかえって新鮮である。
「出かけんか」は文語では「出かけむか」。
短夜や覚めて幾度も時計見る(小百合)
明日大事な用事でもあるのだろうか。寝なければと思うほど、
夜中にたびたび目覚めて、熟睡できない。短夜はもう明けそうである。
実感がよく出ている。
控え目のアロハシャツ着て外出す(勝利)
「控え目の」のフレーズで作者の心の動きがよくわかる。
おしゃれをしたいが、年の割には派手過ぎるかなどと気にしながら、
アロハシャツを着て外出する姿が目に浮かぶ。
さざ波の代田に揺るる山の影(小百合)
よく晴れた日だろう。水を張ったばかりの代田にそよ風が渡り、
山の影が映っている光景が浮かぶ。大きな景を過不足なく描写している。
ゆらゆらり藪蚊は腫れた腹かかへ(真智子)
たっぷり血を吸った藪蚊が酔っぱらいのようにふらふら飛んでいるのを、
ユーモラスに描写して、秀逸である。
<並選>
若竹や衣脱ぎ捨て天を突く(まさ)
竹皮を脱ぎ、若竹がまっすぐ伸びるさまは清々しく、
まさに天を突く感じだ。
ジャカランダ香りほのかに遍路道(真砂)
ひなびた遍路道にそそり立つジャカランダの青紫の花が
目に浮かんでくるのだが、
ジャカランダが季語として定着しているかどうかは不明である。
万緑の上雲白く流れゆく(南行)
万緑と白い雲の取り合わせはきれいな情景だが、
雲は上にあるので「上」は不要。
(参考)万緑や真白き雲の流れゆく
大慌て逃げる蜥蜴の尾の細さ(真智子)
このままでもいいが、あえて擬人化せずに作ると次のようになる。
(参考)草叢へ逃げ込む蜥蜴尾の細き
手毬花色とりどりの電車道(まさ)
情景は見えるのだが、「電車道」は相撲用語なので、
線路とか鉄路を使う方がいい。
(参考)線路沿い色とりどりの手毬花
鬼灯を頬張る遠き海青し(南行)
鬼灯市は夏の季語だが、鬼灯となると秋の季語となる。
ただ鬼灯の赤と海の青の取り合わせがきれいなので
秋の句として出すとよい。
また鬼灯を鳴らすのは「頬張る」のではなく、
「含む」或いは「鳴らす」ではないか。
(参考)鬼灯をふふむ遥かな海青し
紫陽花や裏木戸まはり華やかに(良)
光景はわかるのですが、すべて言ってしまっているので、
読み手に想像の余地を与えない。
(参考)紫陽花の裏の木戸より出かけけり
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第30回「蘇鉄の会」互選結果 ( )内数字は得票数・講師選含む
兼題:「鬼灯市」または「四満六千日」
四万六千日父母に供える米を研ぐ (3) 真智子
四万六千日懐かしきかな大山寺 (0) 良
験直し鬼灯市に出かけんか (4) 博石
空仰ぎ鬼灯市に父母想う (0) 小百合
ほおずきや明かりを灯す夜市かな (0) まさ
鬼灯を頬張る遠き海青し (1) 南行
三和土には鬼灯市のみやげあり (2) 真砂
鬼灯市浴衣で繰り出す江戸ごよみ (1) 勝利
当季句:夏
風薫る羽織にリュックの彼行く (0) 真智子
夏空や話題満載同窓会 (1) 良
雨上がり笑顔の空や合歓の花 (2) 博石
短夜や覚めて幾度も時計見る (1) 小百合
若竹や衣脱ぎ捨て天を突く (4) まさ
正宮に立つ身をよぎる夏の風 (1) 南行
朝日射す植田の水面風渡る (1) 真砂
控え目のアロハシャツ来て外出す (3) 勝利
大慌て逃げる蜥蜴の尾の細さ (2) 真智子
紫陽花や裏木戸まわり華やかに (1) 良
くちなしに顔近づけて香り嗅ぐ (1) 博石
さざ波の代田に揺るる山の影 (5) 小百合
手毬花色とりどりの電車道 (3) まさ
万緑の上雲白く流れゆく (2) 南行
鬼百合の群れてそよぐや浄瑠璃寺 (0) 真砂
遠き日のラジオ体操盛夏待つ (0) 勝利
ゆらゆらり藪蚊は腫れた腹かかえ (2) 真智子
梔子や香満々雨上がり (0) 良
牡丹濡れガラスのような花弁かな (2) 博石
日照り雨長靴履く子のはしゃぐ声 (0) 小百合
遊び草風と戯れ右左 (0) まさ
空海や開眼の月ジオパーク (1) 南行
ジャカランダ香りほのかに遍路道 (3) 真砂
帰省して夏座布団を折って寝る (2) 勝利
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第31回「蘇鉄の会」ご案内
開催日時:2024年10月11日(金)13:00~(予定)
選評講師:城下洋二先生
御 題:兼題「月」1句
当季(秋)雑詠3句 計4句
投句締切:2024年10月1日(火)
投句方法:兼題1句と当季雑詠3句の計4句
※あらかじめメールにて上記締切までに俳句の投稿をお願いします。
下記メールアドレス迄お送り下さい。
nagao@work21.co.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
開催場所:清澄庭園「涼亭」
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(2024/06/09) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
2024年6月8日、松山北高同窓会が県民文化会館でありました。出席者は240名(コロナ前の半数)、21期は16名。新会長は、20期の遠藤美武さん(卓球部、愛媛県卓球協会理事長、元松山市副市長)が選出されました。来年は21期の同窓会が開催されそうです。
前列左から 長尾(宮内)美恵子306 山下(嶋崎)恵子301 門屋淳306 石丸有昭312 船田芳照307
後列左から 木本健郎312 沖哲志312 船田(伊藤)かほる307 大西(矢野)公子301 髙橋秀徳311 山本眞志312 安岡史朗306 伊藤正勝311 清水秀樹312 渡部和司308 鈴木(宮本)浩子302(敬称略)
(2024/04/14) 担当:長尾 小百合(事務局・会計担当 30期)
俳句同好会 第30回「蘇鉄の会」報告
令和六年四月十三日(土)
新宿御苑で春の句会を開催しました。
今年は桜の開花が遅かったため、まだ花がたくさん残っていて、
「これで見納め」とばかりに、大勢の方が新宿御苑を訪れていました。
ポカポカ陽気の中、八重咲の桜「一葉」と
「ソメイヨシノ」の大木の間に腰を下ろし
お弁当を広げてお花見を楽しんだあと、
青空のもとでの句会となりました。
今回の投句参加者11名(含む講師)、投稿句は全41句でした。
兼題:「朧月・朧月夜」一句
季題:三句
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【城下洋二先生投句】
句座果てて宴の窓のおぼろ月
風のなか屈めばつくしつくしかな
日を浴びて芍薬の芽の燃え上がる
初花や空にぽかりと白き富士
城下洋二
令和六年四月
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【選句と選評】 講師 城下洋二
<特選>
手を幹に花と語りし母は逝き(真智子)
手を幹にあて桜と交感する母上の姿を、桜の季節になると思い出す作者の
母上の対する気持ちが伝わってきます。最後を「逝き」としたことにより
死の悲しみが今も続いているのが感じられます。
ぴかぴかの制服うれし風光る(小百合)
新調の制服を着た新入生の気持ち或いは悦ぶ新入生を見ている
親の気持ちが素直に読まれています。季語の斡旋もいいです。
筆の花取りて夕餉の菜一つ(まさ)
土筆を夕食のおかずに加えるという田舎暮らしが見えてきます。
「取りて」は「採りて」と表記すべきでしょう。
願わくばキーウの街にリラの花(博石)
戦争が終わり、キーウの市民がリラの花を愛でるような
平和が来ることを私も願っています。
平和への希求が直接的でないとこらがいいと思います。
「願わくば」は文語表記では「願はくば」
<並選>
“NO WAR”は世界の願い月おぼろ(博石)
スローガン的な句作りは言いたいことが強すぎて、
詩情に欠けることが多いです。この句の場合季語を「亀鳴く」という
空想的なものに変えることにより、世界中が平和を願っても
現実には平和が遠いことが強く浮かび上がると思います。
(参考)“NO WAR”は世界の願い亀の鳴く
朧月フォーレの調べ鎮魂歌(真砂)
朧月とレクレイムの取り合わせは面白いと思いますが、
調べと鎮魂歌は重複するので調べは不要です。
フォーレのレクレイムが胸にこだましたとしてはいかがですか。
(参考)朧月胸にフォーレの鎮魂歌
朧月鍵穴探す老夫婦(良)
年取ると、慣れた玄関の鍵でも暗ければうまく鍵が入らない
ことがあります。滑稽味があって面白い句です。
花衣水上バスの二人旅(龍彦)
ちょっとおしゃれして二人で花見の水上バスに乗り込む、
年配のご夫婦か恋人か、読者の想像が膨らみます。
山がすみ遍路はゆきぬ沈下橋(勝利)
情景は目に浮かびますが、霞も遍路も春の季語です。
「ゆきぬ」と完了形にしていますが、現在の情景の方が臨場感があります。
(参考)山けぶり遍路の歩む沈下橋
堀端の一分二分咲き風光る(南行)
一分咲きだけでは何の花かわかりませんので、
きちんと「花(桜)」の語を入れましょう。また花を入れると
「風光る」が季重なりになるので次のようにしてはいかがでしょう。
(参考)堀端の風きらきらと花三分
梅が香の兆しやいずこ旅の宿(徹)
宿に着いたらどこからともなく梅の香りがしたという情景なので、
「兆しやいづこ」は少し大上段に構え過ぎた感じがします。
もう少し自然な表現の方がいいと思います。
(参考)梅が香のいづこともなく旅の宿
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第29回「蘇鉄の会」互選結果 ( )内数字は得票数・講師選含む
兼題「朧月・朧月夜」
朧月古城に宴有りし時 (3) 真智子
朧月鍵穴探す老夫婦 (3) 良
〝NO WAR〟は世界の願い月おぼろ (2) 博石
街路樹の枝に隠れておぼろ月 (0) 小百合
今宵また朧月夜や影二つ (0) 徹
季は移る垣根の向こうにおぼろ月 (0) まさ
水の音水面に浮かぶ朧月 (1) 南行
朧月フォーレの調べ鎮魂歌 (2) 真砂
ここまでは狐狸に化かされおぼろ月 (1) 勝利
当季句
おぼつかぬ口笛競う初音かな (1) 真智子
春うららテニス三昧昼下がり (0) 良
九十九(つづら)坂姿見えずも初音かな (0) 博石
蒲公英の割れ目に生える健気さや (1) 小百合
家路へと雪青白し月明り (0) 徹
カリ渡る竿やカギやの春の空 (0) まさ
花衣水上バスの二人旅 (1) 龍彦
堀端の一分二分咲き風光る (2) 南行
雪柳花枝先に子犬の眼 (0) 真砂
山がすみ遍路はゆきぬ沈下橋 (4) 勝利
菜の花や映える入日の峰の雲 (2) 真智子
花見酒若かりし頃ウイスキー (0) 良
願わくばキーウの街にリラの花 (4) 博石
遅咲きの花待ちわびて桜餅 (0) 小百合
梅の香の兆しやいずこ旅の宿 (2) 徹
末黒野の芒の芽生え青々と (0) まさ
鳥達も花から花へ風薫る (0) 南行
雨上がり城郭むくり夕桜 (2) 真砂
ベランダのひよどりの背に薄桜 (0) 勝利
手を幹に花と語りし母は逝き (4) 真智子
春の雨希望旅立ち高校生 (0) 良
風そよぐてんとう虫を道連れに (0) 博石
ぴかぴかの制服うれし風光る (2) 小百合
老いの道辿り辿りて梅の花 (0) 徹
筆の花取りて夕餉の菜一つ (4) まさ
白波に川鵜首出す春の川 (1) 南行
ぼんぼりに花降る参道夜の風 (3) 真砂
ひんやりと庫裡の奥の甘茶かな (2) 勝利
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第30回「蘇鉄の会」ご案内
開催日時:2024年7月6日(土)12:30~(予定)
選評講師:城下洋二先生
御題:兼題「鬼灯市」または「四満六千日」1句
当季(夏)雑詠3句 計4句
投句締切:2024年6月28日(金)
投句方法:兼題1句と当季雑詠3句の計4句
※あらかじめメールにて上記締切までに俳句の投稿をお願いします。
下記メールアドレス迄お送り下さい。
nagao@work21.co.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
開催場所:小石川後楽園(予定)
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(2024/01/20) 担当:長尾 小百合(事務局・会計担当 30期)
俳句同好会 第28回「蘇鉄の会」報告
令和六年一月十三日(土)
新年会を兼ねて、築地7丁目にある「懐石ふじ木」にて句会を開催しました。
きめ細かなおもてなしを受けながら
和食の真髄が感じられるお料理をのんびりといただいていたら
句会の時間が短くなってしまい
後半は聖路加タワーのカフェに移動しての開催となりました。
今回から、家安勝利さん(25回)が仲間に加わってくださり
蘇鉄の会が一層賑やかになりそうです。
今回の投句参加者10名(含む講師)、投稿句は全39句でした。
兼題:「外套(コート・オーバーも可)」一句
季題:三句
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【城下洋二先生投句】
賀状書くむかし版画を彫りしこと
鬚ひたし赤子のやうに柚子囲む
人気なき道を浄めて年迎ふ
空見上げ外套の襟立てにけり
城下洋二
令和六年一月
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【選句と選評】 講師 城下洋二
≪兼 題≫「外套(コート・オーバー)」
<特選>
新しき外套纏ひて旅立てり
希望に満ちた新たな旅立ちを想起させる。
<並選>
払ひてもなほ雪降りかかるコートかな
霏々と雪降る情景が目に浮かびます。ただ「雪降りかかる」より
「雪積もる」の方がこの場合ふさわしい気がします。
(参考)払ひてもすぐ雪積もるコートかな
外套を小脇に抱へ右左
外套を着て出たものの、暖冬で、暑さのあまり小脇に抱え、
右往左往したという滑稽な日常の一コマ。
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≪当季句≫(冬)
<特選>
島陰にのたりと重き冬の海
日陰になった鈍色の冬の海が見えてきます。
よちよちの母の手を取り初薬師
母の健康祈願でしょうか。初薬師の季語が生きています。
冬空を見上ぐ入院のベッドより
低く曇った冬の空を病院のベッドから見上げている作者の
不安な気持ちが端的に表現できている。
<並選>
遠浅の故郷の海や初日の出
「遠浅」で穏やかな新春の海の情景が目に浮かびます。
鷽替へを待つ木の鳥のとぼけ顔
取り換えられる鷽は誰の手に渡るかわからない、
ひょうひょうとしていないと、やっておれないですね。
添書に賀状仕舞と相和する
最近は賀状仕舞の年賀状が増えてきましたが、
「相和する」は意味が少しずれているように思えます。
ここは単純に「記す」としたほうがいいのではないですか。
(参考)添書に賀状仕舞と記しあり
歳末や夢に夢見る宝くじ
リズムがいいです。正夢になればいいですね。
芝生踏みかすかな音に冬気配
枯芝を踏んだ感触に冬の気配を感じたという繊細な句。
上五の「芝生踏み」ではなく「芝生踏む」と
一回切れを入れたほうがリズムが良くなります。
(参考)芝生踏むかすかな音に冬気配
二階まで香りを寄越す枇杷の花
枇杷の花は芳香を放ちます。
句は「寄越す」と枇杷を擬人化して読んでいますが、
ここは素直に「漂ふ」としたほうがいいと思います。
(参考)二階まで香り漂ふ枇杷の花
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第28回「蘇鉄の会」互選結果 ( )内数字は得票数・講師選含む
兼題「外套(コート・オーバー)」
外套よ包め十五の彼を父母失きを (2) 真智子
外套を吊るしたままに温暖化 (1) 博石
払いてもなお雪降りかかるコートかな (2) 小百合
温暖化厚手コートのお蔵入り (2) 徹
すれ違う追い風よういの冬コート (0) まさ
外套を小脇に抱え右左 (1) 南行
オーバーコート着て後姿は父に似て (1) 孝枝
新しき外套纏ひて旅立てり (2) 真砂
外套よゴーゴリ―の風近く来る(初回投句により互選なし)勝利
古外套オペラの帰りに口ずさむ(初回投句により互選なし)勝利
外套や木の芽時にも居残りて (初回投句により互選なし)勝利
当季句
警備員笑顔で帰る師走かな (1) 真智子
二階まで香りを寄越す枇杷の花 (3) 博石
枯木立すきまに遠く山の影 (0) 小百合
おお団扇お堂すっきり煤払い (0) 徹
掛乞いの鈴の音響く歳暮るる (0) まさ
ふわふわの毛布で包むチワワかな (0) 南行
若き日のセーター解きて糸となる (0) 孝枝
白壁に寒椿咲く月あかり (1) 真砂
遠浅の故郷の海や初日の出 (2) 真智子
面白き本に出合いて冬ともし (1) 博石
鷽替えを待つ木の鳥のとぼけ顔 (4) 小百合
添え書きに賀状仕舞と相和する (3) 徹
小春日や我が物顔の縁の猫 (3) まさ
老女曳く吐く息白き子犬かな (1) 南行
セーター着ていつしか少女の乙女さぶ (0) 孝枝
島陰にのたりと重き冬の海 (3) 真砂
シリウスや朽葉の下の息吹かな (0) 真智子
フラメンコ衣装の赤や秋の果て (0) 博石
よちよちの母の手を取り初薬師 (3) 小百合
寿ぐや災禍重なり淑気断つ (2) 徹
歳末や夢に夢見る宝くじ (2) まさ
芝生踏みかすかな音に冬気配 (3) 南行
冬空を見上ぐ入院のベッドより (1) 孝枝
柊の花を飾りて茶を点てる (0) 真砂
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第29回「蘇鉄の会」ご案内
開催日時:2024年4月13日(土)12:00~(予定)
選評講師:城下洋二先生
御題:兼題「おぼろ月」または「おぼろ月夜」1句
当季(春)雑詠3句 計4句
投句締切:2024年4月5日(金)
投句方法:兼題1句と当季雑詠3句の計4句
※あらかじめメールにて上記締切までに俳句の投稿をお願いします。
下記メールアドレス迄お送り下さい。
nagao@work21.co.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
開催場所:新宿御苑(予定)
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「蘇鉄の会」参加を随時受付けています。
上記メールアドレスにお申込み下さい。
年会費:5,000円(振込先は別途ご案内)
(2023/10/13) 担当:長尾 小百合(事務局・会計担当 30期)
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俳句同好会 第27回「蘇鉄の会」報告
令和五年十月七日(土)
清澄白河駅を起点に、芭蕉の史跡めぐりをしながら吟行を行いました。10月に入ったにもかかわらず、当日は汗ばむような陽気で、急遽「秋麗(あきうらら)」の兼題の枠を外して自由に句を詠むことに。1時間ほどのちに森下文化センターで落ちあい、句会を開きました。
今回の投句参加者10名、当日の句会参加者は7名(含む講師)、投稿句は全40句でした。
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吟行(当季雑詠):一句
季題:三句
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■城下洋二先生投句
列車待つ支線のホーム赤とんぼ
新豆腐古民家の梁黒々と
アメ横の呼び声太き残暑かな
城下洋二
令和五年十月
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【選句と選評】 講師 城下洋二先生
≪当季句≫(秋)
<特選>
初狩か小さき蟷螂忍び来る 真智子
小さな蟷螂が寄ってくるのを、初めての狩りと見立てたところが面白い。
大仏にそぼ降る雨や秋彼岸 博石
秋雨に濡れた大仏を見るとひとしお秋の深まりを感じます。
秋雨や槇の葉先に光る露 南行
槇の葉の細い先のしずくに目を向けたところがいいです。
それで秋雨が荒々しいものでなく小糠雨のような 静かな雨と分かります。
<並選>
桐の花空いつぱいの花火かな 博石
情景は目に浮かぶのですが、桐の花は地味な色で晴れの日も曇りの日も
空に溶けてしまいそうな色なので、
花火のたとえがいいかどうか私には疑問があります。
荒れた田に薄はびこる双葉町 小百合
福島原発事故の後の情景を呼んだのはいいと思います。
ただ薄がはびこった田んぼは荒れた田なので、「荒れた」は不要です。
(参考)田いちめん薄のおおふ双葉町
引き潮に乗りて宮島夏帽子 徹
情景が目に浮かびますが、引き潮に乗るというのは遠ざかるということでしょうか。
秋蝶の影をリードにペタル漕ぐ 真智子
中七の「影をリードに」が分かりにくいので、
素直に「影を追ひつつ」としてはいかがですか。
(参考)秋蝶の影を追ひつつペダル漕ぐ
遊歩道あんな所に曼珠沙華 良
曼珠沙華は突然花茎が伸びて葉より先に花が咲くので、
あんな所にと言った驚きがあります。素直に読んでいるので好感が持てます。
朝六時銀杏ひろい散歩道 良
この句の主役は「散歩道」ではなく「散歩」なので、それを明確にしましょう。
銀杏ひろいをしながらののんびりした散歩なので、
下五を字余りにしてその感じを出すのはいかがでしょう。
(参考)朝六時銀杏ひろひひろひ散歩
ピンク指す秩父の山は蕎麦の花 真砂
蕎麦の花は白が一般的ですが、赤みがかった花もあります。
まだ青々とした秩父の山の一部に蕎麦の花のピンクが
差し色のように見えるという光景は面白いです。
ただ「ピンク指す」はわかりにくいので添削してみました。
(参考)蕎麦の花秩父の山に紅をさし
秋の夜や静かに響く虫の声 まさ
秋と虫が季重なりです。「秋の夜」を参考のようにすると
虫に焦点が当たり、季重なりも避けられます。
(参考)闇深し静かに響く虫の声
喉笑う初値のさんま鮨一貫 南行
さんまの初物のお鮨、いかにもおいしそうです。
ただ「初値のさんま」ではなく初競りのさんまではないでしょうか。
参考のようにするとリズムもよくなります。
(参考)喉笑ふ初競りさんま鮨一貫
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第27回「蘇鉄の会」互選結果 ( )内数字は得票数
吟行による当季雑詠
秋麗ポトンと一つ種の落つ 真智子
秋麗家族総出で栗拾い 良
秋麗や空青々と風は澄む 博石
川辺りの風心地よき秋日向 小百合 (3)
下町の史跡めぐりや秋麗 徹 (1)
秋麗一雨ごとに風涼し まさ
秋麗アゲハ巣立ちて部屋広し 龍彦 (1)
秋涼し想いは巡る芭蕉庵 南行
紅白の萩そよぎたる芭蕉庵 真砂
秋風や川上る船下る船 城下先生(2)
当季句
蟷螂が足先に着地風かすか 真智子 (1)
朝六時銀杏ひろい散歩道 良
桐の花空いっぱいの花火かな 博石 (1)
荒れた田に薄はびこる双葉町 小百合 (2)
引き潮に乗りて宮島夏帽子 徹
秋風に吹かれてそよぐ名残花 まさ
療養跡の池のほとりに立ち尽くす 龍彦
薄明り浮かれ夜道の虫の闇 南行
ピンク指す秩父の山は蕎麦の花 真砂 (2)
秋蝶の影をリードにペダル漕ぐ 真智子
遊歩道あんな所に曼珠沙華 良
曼珠沙華馬頭観音寄添ひて 博石 (1)
葉に影を落とす蜻蛉の羽模様 小百合 (3)
甲子園世紀越へたり夏飾る 徹 (1)
秋の夜や静かに響く虫の声 まさ
鹿の瞳(め)に映る我らは異邦人 龍彦
喉笑う初値のさんま鮨一貫 南行 (4)
古希超えて伴に花咲く弁慶草 真砂
初狩か小さき蟷螂忍び来る 真智子 (3)
新米や故郷の味懐かしき 良
大仏にそぼ降る雨や秋彼岸 博石 (1)
ビルとビル隙間に野菊の花揺れて 小百合 (1)
夏日射るストの静けさ時遷る 徹
空澄みて色も香りも衣替え まさ (1)
昔むかし肱川颪(おろし)がありしとか 龍彦
秋雨や槇の葉先に光る露 南行 (2)
彼岸花見つけた子らの高き声 真砂 (1)
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第28回「蘇鉄の会」ご案内
開催日時:2024年1月13日(土)11:30~16:30
選評講師:城下洋二先生
御題:兼題「外套(コート、オーバーも可)」1句
当季(冬)雑詠3句 計4句
投句締切:2024年1月5日(金)
投句方法:あらかじめメールにて上記締切までに投句をお願いします。
下記メールアドレスまでお送りください。
nagao@work21.co.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
開催場所:懐石ふじ木
〒104-0045 東京都中央区築地7-4-4 サンクレスト築地1F
https://www.fujiki-kaiseki.net/
集合場所:フェリック社
東京都中央区築地3-12-3 WELL 2ビル2階
2024年1月13日(土)11:50集合
当日会費:5,000円(昼食代・会場費含む)
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「蘇鉄の会」参加を随時受付けています。
上記メールアドレスにお申込み下さい。
年会費:5,000円(振込先は別途ご案内)
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