【松山北高サッカー部監督】
松山北高サッカー部をまとめるのが松山北高OB(31期)の兵頭龍哉先生。教員免許を取得して以来、ずっとこの高校での指導を希望し、機会を待っていたという。念願叶って3年前、ついに母校に体育教員として、そしてサッカー指導者として凱旋したという経緯を持つというから、その愛校心は並ではない。
兵頭先生に松山北高サッカー部の特徴を尋ねると、「基本的に中学生のとき、サッカーなど、なんらかのスポーツのキャプテンを経験した部員が多い。そのため指示や指導の伝わり方が非常にスムーズかつ理解も早い」との答え。先生が指導するサッカーの基本は「パス&ゴー」「カバーリング」そして「ボールにみんなが関わり、得点に繋げる」などシンプルなことばかり。「その理想を実現するためのベースが“フリーランニング”です」と語る。「まずは徹底的に走らせ、松山北サッカーのベースを叩き込む。そうやって選手が常に走り回る意識を持てば理想のサッカーが実現できる」と力強く続ける。事実そうやって松山北は勝利を収めてきた。また「短時間で濃密な練習」も松山北流。「進学校ゆえ、あまり長い練習はできない。そのため指導に際しては他校では3時間かかるところを、ウチでは1時間で出来るように心がけている」…そういった短時間で濃密な指導の実践は、部員たちの理解力の早さにも助けられているという。
最後に兵頭先生の指導者としての目標を聞いてみた。「たとえば松山北高のサッカーを見た中学生に、『松山北に行きたい!』と言わせるようなサッカー部にするのが目標。単にサッカーの部分だけではなく、勉学も含めて、松山北のサッカーに魅力を感じてくれたら嬉しい」と熱く語ってくれた。実に愛校心溢れる兵頭先生らしい答えだった。(ブカツブログより)
【プロフィール】
現役体育教師、31期
昭和62年(1987)〜平成9年(1997)、
松山サッカー部(1995より、愛媛フットボールクラブ)、背番号13
1990〜1991 副将、1992〜1996 主将、
1997 コーチ、1998〜2000 監督、四国リーグ3連覇
(松山SC・愛媛FC選手名鑑より)
【関連リンク】
平成18年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 組合せ表
愛媛FC3連覇おめでとう
〜南海放送ラジオ・あっぱれワイド内「愛媛サポーターズクラブ」11月7日収録〜
愛媛県立松山北高等学校サッカー部
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